新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請書類が来まして、
厚生労働省から単身で6万円×3か月支給しますよーっていう内容だったんだけど
どうやら対象者にならないようだったので今回は断念…
この生活困窮者自立支援金の資料が来たのって、社会福祉協議会から総合支援資金の貸付を受けたからみたいだけど
じゃぁ支給対象になるかっていうと無条件ではないみたい。
一体誰がこの自立支援金がもらえるのかを、資料から解説してみたいと思います。
行政から給付金もらうのってハードル高いなー。
生活困窮者自立支援金、誰がもらえる対象なのか
厚生労働省の資料を読み進めていくと、対象条件を書いているものの
かなり難しそうに書いてる…まぁ行政の資料ってそういうものですよね
フローチャートもあったので、それに沿って順番に読み解いていきましょう。
緊急小口資金と総合支援資金を借り終わった
生活困窮者自立支援金のご案内は各自治体の役所から来てるのですが
社会福祉協議会から情報を共有されて、2022年3月までに緊急小口資金と総合支援資金を借り終えている人に送付されているようです。
なので、この条件は資料が届いた時点で満たしているのでクリア。
ちなみに、社会福祉協議会からの貸付を受けようと申請したが承認されなかった人も対象になります。
非課税世帯と資産が100万円以下
次にここで振り分けられるのが、収入と資産の問題。
①「月の収入が、住民税非課税となる収入額の12分の1」
これがまたわかりにくいし計算がめんどくさい。
住民税の計算は各自治体によって差はありますが、うちの自治体を基準に計算した参考額があったので表にしておきますね
世帯人数 | 月の収入 |
1人 | 78,000円 |
2人 | 115,000円 |
3人 | 140,000円 |
4人 | 175,000円 |
5人 | 209,000円 |
詳しくは自治体HPで調べるか、福祉課に問い合わせると答えてもらえると思います。
②資産が①の6倍以下(100万以下)
これは給料半年分の貯金があったらアウトってことね
単身だったら78,000×6=468,000円で、「50万の貯金がありまーす」であればアウトです。
どこまでが資産なのって話だけど、申請書類によると預貯金しか記入欄がないので固定資産等は含まれないとは思います。
わたしは実家に預けている定期預金があるのでここで脱落。
普段動かしていないので隠そうと思えばいけるかもしれませんが、万が一調べが入った時に逆に不正受給になるのでやめておきましょう…
求職中かつ、生活保護を受けていない
無職でハローワークに通ってます、という人であればOKなので
収入が下がったのを理由に緊急小口資金や総合支援資金の貸付を受けたわたしのような場合は
現在も仕事があるのでここでも対象外となります。
生活保護世帯も、すでに受給しているので対象外。生活保護申請中であればOKのようです。
まとめて言うと、無職ニートで貯金なしの人が受けられる給付金のようですね
しかしたった6万円で生活を立て直しできるのだろうか…
生活困窮者自立支援金の申請するための提出書類
本人確認書類
本人確認(世帯構成)書類は住民票のコピーを用意します。
住民票に記載する様式は色々あるので選ぶ時には、続柄記載のもの(世帯全員が記載されたもの)を用意しましょう。
最近は役所に取りに行かなくても、マイナンバーカードがあればコンビニで出力できるので便利ですね。
収入証明、通帳コピー
収入証明は、申請月の給与明細のコピー
通帳は申請日時点での残高ページと口座番号の部分をコピーします。
「申請前に残高引き出しとけばバレないんじゃね…」と企みがちですが
不審なお金の動きがあったら即調べが入るはずなので気を付けましょう。
ハローワークカードのコピー、生活保護申請書
無職になってハローワークで就活をする際に交付される「求職者受付票」のコピーを用意します。
混雑を避けるためにハロワに行けないよっていう場合でも、ハロワサイトでの仮登録で申請もできるらしいです。
また働けない人で生活保護を申請中で結果待ちの場合、生活保護申請書を提出でOK。
福祉事務所からもらった受領印付きの控えをコピーすれば大丈夫です。
総合支援資金の貸付借用書
緊急小口資金と総合支援資金の借用書(貸付決定通知書)のコピーと、入金があった日の通帳コピーの両方が必要。
借用書(貸付決定通知書)を紛失した場合は、理由を申請書類に書いておけばOKらしいです。
また総合支援基金を打ち切られたり、不承認になった場合はその通知のコピーを用意で大丈夫です。
生活困窮者自立支援金の申請書類の書き方
申請書類は各自治体によって若干異なることがあります。
また、記入時に間違えた場合は修正ペンで消さず、訂正印を押すか書き直しになります。
フリクションボールペンやシャーペン、鉛筆の記入では受理されないので気を付けましょう。
申請者の基本情報
申請者(家族のいる場合は世帯主)の氏名・生年月日・住所・電話番号、マイナンバーを記入します。
電話番号は携帯で可、マイナンバーはわからなければ空欄でOKです。
ハロワカードの求職番号記入欄がある場合はこちらも記入します。
番号がわからない場合は、窓口名称(〇〇職業安定所)と申込日時を記入。Web仮登録の場合は控え番号等あれば記入しておくといいでしょう
(自治体によって設定がない場合もあります)
総合支援資金の貸付状況
総合支援資金の貸付状況について、今の段階でどういった状況なのかを記入します。
いつからいつまで貸付を受けていたか(入金のあった期間)と、申請した社会福祉協議会の名称を記入。
また不承認の場合や打ち切られた場合はその時期を記入します。
借用書が用意できない場合は、次の確認書の記入も併せて必要になります。
理由も書いて提出しましょう。
世帯収入と預貯金状況
家族全員の続柄と生年月日、収入と預貯金等を記入します。
出来高払いやアルバイトの入り状況等で収入に変動がある場合は、直近3か月の平均を記入します。
また失業保険や児童扶養手当は収入に含まれます。
保険や固定資産等は記入欄がないので大丈夫かな、とは思いますが
それに伴う預貯金の動きがあれば指摘されるはずなので、不安であれば福祉課に事前確認しておいたほうがいいかもしれません。
受け取り口座番号の記入
銀行口座は普段給与の受け取りや生活費引き落としの口座を記入します。
休眠口座だったら預貯金もナシって言えるしいけるんじゃね?と企んだりしますが
逆に不審に思われて調べが入り、不正受給ならびに詐欺罪で刑事告発されかねないので気を付けましょう。
残高のコピーも必要になりますので、ここは誠実に対応するのが賢明です。
必要事項に記入ができたら、同意文章に署名して提出します。
生活困窮者自立支援金の提出から受給後まで
生活困窮者自立支援金の提出は各自治体の福祉課等(生活保護申請窓口と同じ課)に提出します。
不明であれば近くの役所に問い合わせてみましょう。
受給が決まってから3か月間、支給されることになるわけですがその期間に
就活や生活保護申請等、収入確保のための活動をしないといけません。
そのための書類も提出しないといけないのですが、下記のような様式になります
「自立相談支援機関」とは、民生委員や社会福祉協議会、各自治体の福祉課などになりそうですね
これも福祉課から紹介を受けることができるかもしれないので相談してみましょう。
ハロワには月2回以上通って面談するのと、面接を受けることが必須となります。
「もう働けないっす」という場合は生活保護の申請を出してみましょう。
今回はコロナ生活困窮者自立支援金について解説してみましたが
コロナの経済的影響で仕事がなくなった人や、自身がコロナに感染して働けなくなった人への救済措置ですね
金額的にギリギリ生活しかねる額なので、これを支えに早く社会復帰してくださいというための資金なので不正受給絶対ダメ。
他にもコロナに関する給付金は数多く用意されているので、詳しくは厚生労働省のまとめたページをご覧ください。
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