債務整理の相談といえば、カードローンの支払が重なると考える切り札的なもの。
わたしも支払が重なるにつれ、債務整理を視野に入れるようになっていました。
他の借金ブロガーさん達が任意整理しているのを見て、自分も任意整理できると思いきや
事態は大変なことになっており…債務整理の厳しい現実を突きつけられたのです。
今回はわたしが司法書士事務所へ債務整理の相談に行ってお話を聞いてきたことをまとめてみます。
債務整理の現状確認 借入額と収入額を明確にする
債務整理の相談をしようと、司法書士事務所へまず電話を入れました。
事務のかたが出られ、債務整理の相談をしたいと伝えると
- 現在の借入状況(カード会社・借入額)
- 毎月いくら位の支払いになるのが理想か
を聞かれました。
借入状況が何社にもわたっているので、説明するのに時間がかかり、、(汗
その時提示したわたしの債務状況はこんな感じでした。
カード会社 | 借入額 | 毎月支払額 |
楽天カード | 100万円 | 3万円 |
ゆめカード | 100万円 | 3,5万円 |
ジャックスカード | 100万円 | 4万円 |
ファミマTカード | 50万円 | 1,5万円 |
オリコ | 30万円 | 1,5万円 |
ジャパンネット銀行 | 50万円 | 1万円 |
地方銀行 | 50万円 | 2万円 |
静岡銀行セレカ | 10万円 | 0.2万円 |
P-ONEビジネスカード | 20万円 | 0.8万円 |
レンディ | 10万円 | 1,8万円 |
改めて書いてもやっぱりヤバイ…
クレジットカード4社の限度額がいっぱいになって、回らなくなり銀行系に手を出したのがよくわかる。
目をそむけたくなる金額ですが、ここから逃げていては生きられない。
そんな気持ちで正直にお話しました。
フリーで仕事をしているので、仕事が終わる度入金があり
それを右から左へ返済に充てています。
でもやっぱり支払日は月1回だと楽になるよな…ということで
理想としては月5万ぐらいになれば助かりますとお伝えしました。
そして司法書士の先生と初回面談をするアポを取り、事務所へ行ってきたのです。
債務整理後クレカのない生活ができるのか?
司法書士事務所での、債務整理初回面談の前に
アンケートと称して5枚ぐらいの用紙に、先ほどの借入額・収入額と
税金・家賃など他の滞納がないかも明記しました。
記入後ほどなくして司法書士の先生が現れ、現在困っていることをお話しました。
債務整理の相談に至ったのは、ゆめカードの一括枠での請求がショートしてしまったこと。
その月に20万の請求が来てしまい、資金繰りがどうにもできなくなってしまった時でした。
収入は月額に直すと約20万円。
司法書士の先生が開口一番
「債務整理を行うということは、これからクレジットカードを使わない生活で
やりくりできるのかを考えないといけません」
あ、あぁそうですよね…
債務整理をするとすべてのカード会社に司法書士の先生が介入することになるので
借入が全くできない状態になります。
一括であろうと支払いの先送り前提で今買い物をすることすらできない。
生活固定費をすべてクレカ経由にしているわたしにとっては
ライフラインを止められるも同義。
生活固定費+返済になるわけで、こりゃ債務整理も大変だなと思ったわけです。
債務整理は甘くない!自己破産か個人再生を宣告される
債務整理の種類はもうご存知かと思いますが
- 過払い金整理
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
この4つで、わたしも気楽に任意整理や過払い金整理でいけるだろうとタカをくくっておりました。
しかし。司法書士の先生が現状を見た結果
「んー。これでしたら、個人再生か自己破産になりますね」
…
自己破産…
これだけは免れたかった、というか自分はないだろうという変な自信(←
自己破産は借金をチャラにする、というイメージがありますが
実際は自分の財産を債権者に分配することで、負担を軽減するというもの。
ということは。自己破産すると車を手放さないといけない。
車がないと仕事もできないし、生活の足がなくなる
何より親バレしてしまう…!(今の車は親に買ってもらったもの)
ギリギリ頑張って、個人再生ってとこですかね…と言われはしましたが
毎月5万の返済を3年で完済しないといけない、という縛りがあるようでして
まずそれができるかどうか、ということで
月の収支報告書を書いて後日提出してください、ということになりました。
この収支報告書、実際に個人再生に入ってから毎月裁判所に提出しなければならず
結構、まな板の上の鯉で生きた心地しないですね…
もうやだーーー逃げたいーーーー
そうは言っても自分で蒔いた種。なんとか仕舞をつけないといけない。
債務整理できないパターン 貯蓄・保険・クレカ現金化
さらに司法書士の先生とお話していくなかで、実家で入っている自分名義の貯蓄と保険の話になり
「貯蓄と保険があるのは…厄介ですね…」
現在自分名義の定期預金が300万円、生命保険が月額15,000円。
結構大きい財産になるので、個人再生が認められないケースになるようです。
そしてクレカ現金化も、その分債務額が減らずに
債務整理をしてもその分払い続けないといけない。
ヤバイな、なかなかこじれてるぞわたし。(←他人事か
どうにもならない状態になる前に、債務整理の相談に来ればよかったと思う反面
ギリギリまでどうにかなるなら頑張りたいとまだやっぱり思っている…
債務整理より先に収入額をUPさせるのが先だった
さて、改めて司法書士の先生に提出する収支報告書を作成してみてぼんやりと眺めていると
これは明らかに収入が足りないじゃないか…
普通に生活するにしても明らか足りない。(だから借金してるのであるが
個人再生なら、収入-支出=5万以上ないとまず認められないのですが
この5万が捻出できない…
支出はもう削るところはなく、独り暮らしだと何かと必要経費は多いわけで。
5万か…
…5万。
収入を5万UPするしかないんじゃないか…
そう、今までサボりすぎだったのです。仕事しろよ。
当時の仕事状況は在宅フリーランスとサイト運営が主力でして
5万だったらバイト増やせばいける。
時給1000円のところで日払いの派遣に行こう。
まずは生活を立て直さないと何ともならないことに今更ながら気が付くのでした。
債務整理しなくてもカード会社との交渉で何とかなる場合もある
司法書士の先生とのお話をしても、やっぱり個人再生や自己破産にはなりたくない!
と最後まで諦めずにググり続けた結果、
カード会社と交渉して毎月の支払い額を減らしてもらったという話を見つけまして。
今ネックとなっているのはゆめカードのみ。
だったらゆめカードと交渉すれば、ここは乗り越えられるのではないかと
債務整理を行わない方向に考えをシフトチェンジしていくのでした。
債務整理はすべての債権者にまんべんなく対応するという考えだし
個人再生となると、裁判所に仕事や生活のことをあれこれ口出しされる。
自分の心の中まで土足で踏みにじられるような感触が待っている…
仕事が在宅ワークとサイトの広告収入ゆえ、そもそも仕事として認められない場合もあるわけで。
人間関係が嫌で在宅ワークにやっと落ち着いたのに
会社に出るよりももっとエグく境界線を超えてくるなんて耐えられない…!
交通事故だって示談和解という処理があるように、金融事故も示談和解がある。
債権者だって法的介入をされると貸し倒れが発生してしまうでしょう。
そんなことを考えていると、司法書士の先生だって自営業
契約を取ることに必死なのもわかる。これは…契約が欲しくて言ってるのではなかろうか…
(もうこの時期いろんなことが頭の中を駆け巡りすぎて大変でした)
こういった諸々を自分の中で整理をつけていった結果
- ゆめカードに支払交渉をする
- 日払い派遣でフルタイムの仕事を入れる
- 司法書士との契約は行わず、債務整理をせずに返済する
という結論に落ち着きました。
自分で借りたお金ですもの、遅れながらでも自分の力で払うことにします。
払い続けていればいつかは完済するし
まずは自分の心身の健康と生活を優先しつつ、節約するところは削りつつ。
借金ブロガーさんは簡単に任意整理という言葉を使ってきますが
債務整理も任意整理では終わらないケースがあることを知ってほしくて書きました。
法的措置だけではないやり方でも返済は可能なので
今後も自分の体験を交えながらお伝えしていきますね。
まずは月に何度も訪れる支払日を乗り越えていきます!
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